2016年11月24日木曜日

「終活」のすすめ⑯ 「岡山葬儀事情④~お葬式で必要な知識とは~」


「終活」のすすめ⑯

「岡山葬儀事情④
     ~お葬式で必要な知識とは~」

終活カウンセラー 川上 恵美子



「お骨の供養はどうお考えですか?」

私が、お葬式の相談を受けた時に、先ず最初にする質問です。

「お骨ですか・・・」お葬式の相談をしているのに、お骨について聞かれると驚かれる方が多いです。


「お墓がある」という方に、「墓地の場所・墓地の形態(境内墓地・公営墓地・民営墓地・村墓地)・管理費・連絡先」がきとんと把握できているか、また菩提寺があれば「寺院名・宗派・連絡先・葬儀の仕方」などの情報で供養環境が明らかになります。

 「お墓がない」という方は、前者よりは供養の選択肢は広がりますが、実際に納骨先がない事で悩んでいる方は多いです。

様々な供養方法がありますが、供養は残される家族にも大切な場となりますので、元気な時に家族で話し合ってほしいです。

お葬式を考える時には必ず、「供養環境」を明確にして、それからどういうお葬式をしたいかを考える必要があるのです。

 ではお葬式を考える時に大切なことは

宗教の有無 

葬儀の形式(身内だけか、友人までか、お世話になった人達など広範囲かなど) 

希望する場所(自宅・葬儀会館・その他)

お骨の埋葬方法

本人や家族の意向 です。

実際にお葬式の話は切り出しにくのが本音だとは思います。

その前にお墓があれば一緒にお墓詣りをして、今まであったことなどを教えてあげてください。

無い場合でもご先祖様や昔の話をする中で、自分達の考えや希望を伝えてみて下さい。

勇気がいることかもしれませんが「もっと話をしておけば良かった・・・」

と大切な人に後悔させないであげて下さい。





次回は「岡山葬儀事情⑤~葬儀の形式を考える~」です。