2016年7月14日木曜日

新・相生橋 OBだより105号(2016年4月1日号)掲載

 お手許に届いた相生橋号を、陽光の下で読んでいただいている姿を二月の厳寒な梅の花を眺めて記しています。今年の初春後は、山陽地方は北極寒気団が、例年にないほどの来襲に桃の蕾はひと休みだろうか▼相生橋四月一日号この日は、かつての各位にあって人事異動の発令を授け、新しい職場に赴任したことを思い出され過ぎ去ったコシカタを感慨深くこの日を重ねることと思う。退職後から今日まで各位にとって、家族・友人などの変化を感じられるでありましょう。中でも齢重ねると気になることは、自らと共に近くにおられる方々の「健康」を訝しまれると思う▼今年も400枚の賀状が届いた。近年賀状への添え書きは、年老いた・医者通い・気力が衰えた・忌中につき来年の賀状は、失礼する旨と目立った。この添書はその方にとって、年末までには記さなくても良かったのに。その方の一年のくらしの中に予期せぬことが起るのが、老齢の人生なのだ。我がコシカタをその方に重ねながら、当たり前でなくなりつつある我が健康寿命を感慨した年明けだった。

(H28年3月記 R・T)コラム10編